ようこそ!メルカリスマ講座へ。
メルカリをやっている人なら分かると思うのですが、出品していると必ずと言っていいほど【値下げ交渉】をされます。
嫌というほど体感している人も多いはずです。
そして値下げ交渉をされた時、どう対応するのがベストなのでしょうか?
こちらはなかなか難しい問題で、その対応が嫌になってメルカリを辞めてしまう人もいるほどです。
「トゲのないように断るにはどうしたらいい?」
「相手の希望金額まで値下げするべき?」
「そもそも値下げ交渉されるのが嫌だ!」
など、様々な疑問点や思うところがあると思います。
今日はそんな困っている出品者へ向けて、
- 値下げをするべきかの判断の仕方
- 状況に応じた返信コメントの例文
などを紹介していきます!
はじめまして。
メルカリせどりを副業として、収入源の1つとしているメルカリスマと申します。
買い物もよくしますが、今までたくさんの商品を販売してきました。
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値下げをするとき、しない時はハッキリと分けることができます。
その判断基準をマスターすることができれば、あとは機械的に作業をするだけです。
もう悩まされることなんてありません!
ではさっそく、判断の仕方から見ていきましょう!
値下げをするべきかの判断の仕方
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値下げをするべき時と、そうではない時があります。
- 最大いくらまで値下げできるのか
- 自分はいくら利益が欲しいのか
によって、値下げできる額が変わってくるので、いくらまでなら値下げができるのかを調べていきます。
まず、最大いくらまで値下げできるのかを知るには、「これ以上値下げしたら赤字になってしまう!」というボーダーを調べる必要があります。
求め方は非常に簡単で、売上から費用を引いたら0円になる。
そこが損益分岐点です。
売上というのは、あなたが出品している金額のことです。
とても単純ですね。
費用は、「原価」「送料」「梱包材費用」「販売手数料」と分かれており、少しややこしいです。
いくらまで値下げできるのかを知るには、どこにいくら費用がかかるのかを把握しなければなりません。
これを把握せずに、適当に値下げをしていると知らないうちに赤字出品をしてしまうので、気を付けましょう!
※メルカリの送料が値上がりしたので注意
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具体的な計算の仕方をご説明します。
例えば、あなたの出品している商品の価格と費用が以下の通りだとします。
- 出品価格 1000円
- 原価 300円
- 送料 210円
- 梱包材費用 20円
- 販売手数料 出品価格の10%
だとしたら、このような式になります。
1000-300-210-20-100=370
利益は370円出ることが分かりました。
ここで問題です。
かかる費用は上の通りだとして、「600円まで値下げしてもらえませんか?」と交渉が来たとします。
値下げすることは可能なのでしょうか?値下げしても赤字にはならないのでしょうか?
計算式は以下のように変わります。
600-300-210-20-60=10
600円で販売した場合、10円の利益が出ることが分かりました。
なんとか赤字にならないギリギリの金額は600円みたいですね。
これ以上値下げをすると赤字になるので、600円以下に値下げは不可ということです。
詳しい利益計算のやり方、費用についての詳細は別記事で解説しておりますので、こちらからご覧ください。
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先ほどの計算式で600円に値下げをしても、10円の利益が出ることが分かりました。
ところで、「利益10円と聞いて、あなたはどう思いましたか?」
大半の人が、一つの商品を売って10円しか儲からないなんて少なすぎる!!
と思ったのではないでしょうか?
この「○○円は少なすぎる!」「○○円儲かれば十分!」
というのが、二つ目のテーマの自分はいくら利益が欲しいのかということです。
当然、商品を出品して発送するのにはあなたの労力がかかっています。
その労力に対していくら欲しいのかによっても、値下げ額が変わってきます。
先ほどの例でいくと、「あれだけの作業をして10円は嫌だな~。300円は欲しいな~」と私の場合は思いました。
この300円が自分はいくら利益が欲しいのかについての答えです!
例の商品が1000円で売れた場合、370円の利益がでたのは覚えているでしょうか?
この場合、300円を残す為には最大いくらまで値下げできるのかを計算します。
試しに、920円まで値下げした場合の利益額を計算してみましょう。
920-300-210-20-92=298
になるので、ぎりぎりアウトになってしまいました。
930円まで値下げした場合は、
930-300-210-20-93=307
になるので、値下げできる限界は930円までということになります!
額が小さかったので分かりにくかったかもしれませんが、毎回このように計算していきます。
値下げをするべきかの判断の仕方をまとめると、
- 最大いくらまで値下げできるのか(損益分岐点)を調べる
- 自分はいくら利益が欲しいのかを決める
- 現在の利益額に余裕があれば、値下げ可能。余裕がなければ不可。
これだけです。
値下げ交渉が来たら、計算をして淡々と機械的に返信をしていくだけです。
とにかく在庫を回転させたかったり、早く売ってしまいたいときは自分の欲しい利益のことは考えずに、赤字にならないかどうかしか考えない時もあります。
続いて、返信コメントの例文をご紹介していきます!
返信コメントの例文
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返信の仕方は、以下の3パターンで変わってきます。
- 相手の希望金額まで値下げをする場合
- 相手の希望金額には添えないが値下げをする場合
- まったく値下げをしない場合
一つずつご説明していきます。
相手の希望金額まで値下げをする場合
「○○円まで値下げしてもらえないですか?」とコメントが来たとします。
○○円まで値下げした時の利益計算をして、自分の欲しい利益額を超えていたら希望金額に従って売ってしまいましょう!
その場合の例文としては、
「○○様。コメントありがとうございます。○○円までお値下げ可能でございます。○○様専用に変更いたしましょうか?」
この文章を送って相手から了承を得た時は、値下げをし、商品名の頭に【○○様専用】と記載します。
この【専用】というのは、メルカリユーザーがよく使っている暗黙のルールのようなものです。
これをやってあげると、買い手は喜びます。
詳しくは別記事で解説しております
![](https://merukarisuma.site/wp-content/uploads/2022/10/2-2-320x180.jpg)
相手の希望金額には添えないが値下げをする場合
まったく値下げする余裕が無いわけではないが、相手の希望額までは値下げできない!という時もあると思います。
その時の例文は、
「○○様。コメントありがとうございます。申し訳ありませんが○○円まではお値下げできかねます。○○円までならお値下げ可能ですが、そちらでご検討頂けないでしょうか?」
購入者も、ダメ元で少し低めの金額を言ってくることもあります。
値下げしてもらえたら、ラッキー!みたいな気持ちでです。
しっかりと計算をして、値下げできる範囲で交渉に応じるだけで十分です。
なんでもかんでも、相手の言いなりになる必要はありません。
意外と、「では○○円でお願いします」とあちらが合わせてくることも珍しくありません。
言ってみただけ。の人も多いように感じます。
まったく値下げをしない場合
すでに最大限値下げしている場合や、出品したばかりでまだ値下げしたくない時などもあると思います。
その時の例文は、
「○○様。コメントありがとうございます。すでに何度かお値下げをしており、こちらが最大限お値下げした金額でございます。申し訳ありませんが、こちらの金額でご検討宜しくお願い致します。」
すでに何回か値下げをしているということを伝えることがポイントです。
元々はもっと高くしていたから、今は安いほうだよ!と相手にお得感を伝えていきましょう!
「○○様。コメントありがとうございます。まだ出品したばかりなので、今のところお値下げは考えておりません。申し訳ありませんが、こちらの金額でご検討宜しくお願い致します。」
出品したばかりだから!という値下げができない理由をちゃんと教えてあげましょう。
全部の返信内容に共通するのが、「○○様。コメントありがとうございます。」です。
この言葉を入れない人もいますが、私は最初だけは付けたほうがいいと思います。
なぜなら、丁寧な人という印象を相手に与えられますし、コメントは”いいね”を付けている人全員に通知がいくからです。
グループLINEのように@でメンションできるわけではないので、他にもコメント者がいるときは特に、あの一言は付けたほうがいいです。
まとめ
今回の内容を簡潔にまとめます。
- 最大いくらまで値下げできるのか
- 自分はいくら利益が欲しいのか
を利益計算で求める。
かかる費用は事前に把握しておく。
値下げできる額、相手の希望に添えるかどうか次第で返信内容が決まる。
- 相手の希望金額まで値下げをする場合
- 相手の希望金額には添えないが値下げをする場合
- まったく値下げをしない場合
メルカリでの値下げ交渉は文化と言ってもいいほど、高確率で行われます。
値下げ交渉されるのがうざいと感じる人も多いと思いますが、悪いことばかりではありません。
交渉してくるということは、自分の商品を検討してもらえているということになります。
前向きに捉えていきましょう!